2011年8月29日月曜日

話題を広げる

こんにちは。
今回は大城が担当します。

今日は「話のふり方」についてお話します。

先日、以前代表をしていた環境サークルのエコツアーに参加しました。

OBの先輩方も協力してくれて、久しぶりに先輩との楽しい時間を過ごすことができました。
参加した先輩4人は、学年は私と3つしか離れていませんが、みんなリーダーシップもありムードメーカー。
女性でもウケ狙いでおもしろいことをしたり移動中のバスの中で積極的に盛り上げたりしてくれました。


この先輩方は人をいじったり話を広げるのが上手く、自分たちだけで盛り上がることはしません。
いじると言っても良い意味で、もちろん悪口を言ったりコンプレックスについて発言したりというわけではありません。


先輩として場の雰囲気を和やかにすることは当たり前の事の様に思えますが、私はそれが結構ニガテだったりします。
親しい仲間には冗談を言ったり話をふったりできるのですが、まだ打ち解けていない人に対してはどう接して良いかわからず、少し控えめな絡みになってしまいます。
もちろん「親しくなっていないから話さない」なんてことはありませんが、大勢でいる時にその学生のキャラクターを発揮させる話のふり方が先輩方に比べてまだまだ。


どうしてその先輩は周りを引き込み和やかな雰囲気を作り出せるのか、これまでの行動を思い出しつつ、先日じっくり観察してみました。

その先輩個々のキャラクターが人見知りせず明るい事もありますが、大人しくしている新入生だけでなく、私たちの事も見渡してバランス良く話をふっている様に見えました。

例えば「何かのテーマについて話そう」という話題になった時、まずおもしろい話ができそうな人に話題をふり、答えに対してつっこみ(これがまたおもしろい)一通り雰囲気が良くなった所で大人しそうな学生やまだ場の雰囲気に慣れない新入生に話題をふるなど、話しやすい雰囲気を徐々に作っていくのです。

場の雰囲気を良くするだけでなく、ひとつの「会」をスムーズに進めていく話術。
これはテレビやラジオのMCにも言えることだと思います。


働く上でも話題を広げることは、コミュニケーションの一環として必要だと思っています。
また、他社の方と仕事をする際も相手の話を広げて考えを掘り出したりという点でも話を盛り上げる事は重要だと思います。

周りの雰囲気を掴み、話題をみんなにふり、考えを引き出し、盛り上げる。

サークルの代表は引退しましたがまだ活動には参加するので、今後これらの事を意識して、自然に盛り上げる話術を身につけたい。私の新しい課題ができました。

2011年8月24日水曜日

学生時代の今、何しておくといいのか

今回はあおのが担当します。

お盆の期間中、小笠原諸島の父島に1週間ほど旅行に行ってきました。気心の知れた仲間たちとダイビングしたりドライブしたり酒を飲んだりなどなど、楽しい時間を過ごしてきました。脳みそがまだ現実に帰りたくないのか大学の研究などに対する拒否反応がすごいです...


一緒に行ったメンバーには自分と同じく来年から就職する人もいて、「このメンバーで長期の旅行ができるのも今回が最後かもしれないねー」という話が出ました。東京に帰ってきた後は、まるで人生の夏休みが終わってしまったかのような気分になりました... (と言いつつ春休みにもまた旅行行きそうな気がしますけど)

とりあえず、今回の旅行は(※メンバーや行き先も含めて)学生だからできたことなのかなと思っています。社会人になってまた小笠原へ行く希望は捨てていませんが! 笑


そうした中で、学生生活が残り少なくなった今何をしておくといいのか、ということをぼんやり考えてみたんですが、答は簡単に見つかりそうにありませんでした。そもそも学生時代にやっておくとよいことは、学生でなくなってから気づくものであって、今考えてみてもしょうがないのかもしれない。参考のために社会人の方に聞いてみるのもありだと思いますが、個人の価値観や環境が異なれば答も変わってくるし、難しい問いでしょう。

ありきたりなものを一応挙げていくと、今回のような旅行、大学や自分の興味ある分野の勉強、海外留学、企業でのインターンなどがあると思います。やっておきたいことは個々人で異なると思うし、1つだけに絞る人もいれば色々やりたい人もいるでしょう。正解はないと思います。

大事なのは後悔しないことだ!と簡単に結論づけたくなったのですが、学生時代を後悔するかしないかも働きだしてから分かってくることなのかなと思えてきます。そんなわけでこのテーマについてうだうだ考えても仕方ないなという結論に達しました 笑

どんな事をするにせよ、自由に使える制約されていない時間というのは今のほうが圧倒的に多いわけです。最低限のこと(自分の場合で言えば、研究やエンジニアになるための勉強など)はやりつつ、あとは好きに時間を使おうと決めました。もちろん「最低限」のレベル設定が非常に大切なわけですが。

また、自分のしたことを将来的に後悔するかどうかは確かに判断しかねますが、1日単位で振り返ったときに、明らかに時間をムダにしてしまったと思うことは現時点で多々あります。そういったことは改善できますし、極力減らしたい。好きに使える時間の中では、勉強するにせよ遊ぶにせよしっかりやりたいものです。


学生時代にしかできないことを学生時代に見出すというのは、未来を見通すということとほぼ同義だと考えます。そう考えるとやはりはっきりした答を見つけるのは難しい。あまり良い表現ではないかもしれませんが、「最低限」のことをして余った時間には、場当たり的に自分のしたいことをしようと思います。

自分が社会人になってから、学生に「学生時代にしておくべきことは?」と聞かれたとき、何と答えるのか非常に興味深いです。残りの学生生活、有意義に過ごせるといいなあ。


...なんだか記事のタイトルの結論に全くなってないですね。

まとまりの悪い文章になってしまいましたが、今回は以上です。

2011年8月16日火曜日

「能ある鷹は爪を隠す」は本当か?

今回は井端がブログを更新します。

只今留学の4週目でいよいよ終わりが見えてきて、非常に寂しい気分です。
今回も留学中に考えたことを書こうと思います。

今回の内容は、文化の違いに関することです。



私が参加しているプログラムは「文化交流」ではなく、アカデミックな研究をするプログラムです。
よって、多くの専門知識が必要だったりします。
しかし、参加している生徒の多くはpoliticsが専門ではないので当然その知識はありません。
なので教授は専門的なトピックに触れるたびに「これ知ってる人いる?」と聞いてきます。

すると躊躇いながらも何人かの生徒が手を挙げて答えます。
自分の答えに自信がないケースが多いので、答えを知っていても手を挙げないこともあります。


日本では、そのような状況でみんなが手を挙げなくても「他の人もそれなりに理解しているだろう」と解釈することが多いと思います。
よって手を挙げなくても損をしません。
むしろ、「変な返答をして間違っていたら恥ずかしい」という考えから、手を挙げないことが最善の策だったりします。


しかし、アメリカでは「手を挙げない=何も知らない」というのが一般的な解釈だという印象を受けました。
「知っていたらそれを主張すべき、主張しないなら何も知らない」ということになります。

換言すれば、
「自分が何か「価値のあるもの」(この場合は情報、知識)を持っていたら、それを表現すべき。もし表現しないなら、その「価値のあるもの」は存在しないに等しい。」
ということです。


日本には、古くから「奥ゆかしさ」という概念があります。
これは、「すぐには内面を見せず、適度に自分に関する情報を隠すことが魅力的である」ということと理解しています。
私が気づいたのは、この「奥ゆかしさ」という概念は非常にローカルな概念である、ということです。
「ローカルだからやめるべき」という短絡的な結論を出すつもりはありません。これは日本の伝統の一つで、文化として重んじるべき側面です。

しかし、これを日本以外の国の人に拡張すると、非常に損をするということはしっかり確認しておきたいと思います。

タイトルに書いた諺は、この日本の美学を表していると思います。
しかし、日本以外の国を考えれば、「能ある鷹は爪を見せる」の方が適切だと思います。爪を見せない鷹には誰も関心を持たないからです。

日本では「出る杭は打たれる」と言われるように、下手に自分のadvantageを表現すると批判されてしまう文化があります。よって、この点に関しては他人に不快感を与えないような工夫が必要だとは思います。

※私が尊敬する安河内先生(某予備校講師)は「これからの日本では『能ある鷹は爪をチラっと見せる』の方が適切だ」と仰っていました。これは私がここで書いていることを日本に適応した秀逸な表現だと思います。

内容をまとめると、
自分の価値はしっかり表現しないと損をすることがある。だから状況を見極めて、主張すべき内容はしっかりと主張すべき。
ということになると思います。
この点で私は現在非常に苦労していますが、少しずつ対応できるようになってきていると思います。


【井端の試行錯誤】
「聞くことに集中する」

現在留学していて本当に大事だと感じることは、「聞くこと」です。
私は「話す能力」の方が大事だと思っていました。
しかし、相手の話を聞かないと返答できません(至極当然ですが…)。
私は、比較的流暢に返答できる時と、返答するためのセンテンスが出てこない時があります。
時間がたって気づいたのは、後者は話をしっかり把握していないときに起こるということです。

この点に気づくまでは、「ああ、俺の話す能力はこんなに低いのか」と毎回落ち込んでいました。
しかし多くの場合、返答の仕方は問題ではありません。重要なのは「内容」です。
しっかり相手の話を聞いて、「内容」をしっかり伝えられれば、相手は私を評価してくれます。

よって、会話の際には「聞くこと」に全力をそそぐべきだと思います。



※文章中の画像は、以下のサイトより拝借。
http://www.cclc.org.tw/Encyclopedia/eagle/home.htm



2011年8月13日土曜日

感動のために


こんにちは。今回は森山が担当させていただきます。
今回は最近読んだ ”ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念”という本について書かせて頂きます。

ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念/トム コネラン著

kampusbook.com より



ディズニーを知らない人はほとんどいないと思います。
今なお人々に感動を与え続けているディズニー。感動を与え続けたい自分にとって、何か参考になる点があるはずだ!と読みました。
読み終えて気づいた事を書きたいと思います。

有名かもしれませんが、個人的に好きなイマジニアという言葉。
これはイマジネーション+エンジニア=イマジニア
(イマジネーション(想像力)を働かせながら、物を作る人)という事です。


①心配りを惜しみなくしている。
リッツカールトンやディズニーなど、感動を与えている企業はお客様に対する心配りを惜しみなくしています。
本当にお客様を大切にしているからこそ、お客様一人一人の事を本当に考えている。
そしてそれを行動に移している。それはただただ理念などに掲げられているだけの企業とはまるで違います。

例えば、
「夏の暑いとき、あるゲストの子供が買ったばかりのアイスクリームを持っていました。しかし、その子供が並んでいたアト ラクションには食べ物は持ち込めません。普通は子供の不注意、親の不注意なので捨てるしか仕方ないとなるかもしれませ ん。しかし、それをみたキャスト(社員)はその子供にお姉さんがアイスを持っててあげると言いました。
 20分後その子がアトラクションからでてきた時本当にそのアイスを持ってそのキャストは待っていました。
 勿論夏場なので20分も溶けずにアイスクリームを持っていられる訳がありません。
 その子供がでてくる30秒前に同じアイスを買ってそのキャストはゲストを待っていたのです。
 子供は何1つ嫌な思いをする事なく、また親の方はキャストの行いに感動を受けたといいます。」
そういったゲストを喜ばせるには、という事を常に念頭においています。そこにコストという概念はほとんど存在しませ ん。そしてそれを全員が徹底して行っています。
ゲストが誕生日だと知れば予約しているレストランをさりげなく聞き出しケーキ、花束を贈る。
キャストの一人一人が自分の仕事に誇りを本当に持っているからこそ徹底できるのだと思います。やれと言われて全員がここまでできる訳がありません。


②細部にまでこだわる。
ディズニーランドでは徹底的に細部にこだわっています。
誰が気づくのかという部分にまでも、徹底的にこだわります。そのためにはお金も惜しみません。
たとえ0.01%のゲストしか気づかなくと手を抜く事はありません。
しかしその事に気づいたとき、0.01%のゲストが感じる感動は凄いものです。
見えない部分、気づかない部分にいかにこだわるか。すべての物がゲストに語りかけ、歩み寄るか。
そこを追求し続けています。


③認める。報いる。讃える。
ディズニーでは他の企業と違い、目に見てキャストの成果というものが分かりません。
そのため、何もキャストの行いに対し評価がなければやる気を起こす事は難しいと思います。
ディズニーではそのキャストの担当のスーパーバイザーが常にそのキャストの振る舞いをテェックしています。
そしてもし、ゲストに対して、またそうでなくとも讃えるべき行為をしたときは、そのキャストはスーパーバイザーから多いにほめていただきほめてもらえたということで、そういう紙に名前を書き、Boxに入れます。
そして何ヶ月かに1度の大きな機会にそのBoxから引かれた名前の人にはとても豪華な商品が送られます。
もちろん当選確率を高めるには紙の枚数をおおくする必要があるし、そのためにはほめられるべき行為をしなければならなりません。その紙のために働いている人は居ないが少なくともモチベーションの増加には繋がると思います。
またゲストから来たお礼の手紙などはキャスト全員が目を通す掲示板に張り出され全員でほめ讃えるのです。
キャストのモチベーションのあげ方がとても上手であると思いました。

本当に色々感じる事が多くありました。
今まで色々な感動を与えている企業の本を読みましたが、どの企業にも共通していますが
お客様の事を何よりも考えている。
利益、コストを考える事は勿論大事です。
しかしこういう企業には利益、コストよりもお客様を優先していると感じます。
(勿論、利益もコストも全く関係ないという意味ではありません。)
当たり前ですよね。本当当たり前の事です。しかし、全ての企業ができているとはおもえません。
これを徹底的に全員が行うという事は、企業がやれと言ってできる事ではありません。
一人一人が本当にその企業が好きで自分の仕事に誇りを持っていると思いました。

感動を与え続ける事。この事には本当にこだわっていきたいです。

2011年8月11日木曜日

プロと働いた経験

こんばんは、今回は大城が担当します。


今日はデザインのプロの元で働かせてもらった事について書きます。


今日、就活を始める前にアルバイトをしていたデザイン事務所に遊びに行きました。
デザイン会社と言っても仕事の幅は広く、パッケージデザインからパンフレット作成、イベント運営まで様々なことをこなす会社です。

私はデザイン系の学校に通っていたわけではありませんが、縁あってそこで約半年間アルバイトをさせてもらうことになりました。
私の主な仕事内容は、デザイナーがパッケージデザインをした商品等の撮影、画像編集をしてネットで販売することでした。

そんな私は高校→普通科・理系クラス、大学→環境問題・自然系と、デザインや芸術には無関係。

未経験者の私が突然デザインの世界に飛び込んだわけですが、もちろん上手くいきません。

PhotoshopやIllustratorなどの慣れないソフトを一生懸命使い、仕事の時間以外にも画像を家に持ち帰って参考書を読んだり写真にいろんな加工を加えたりと、時間をかけてホームページを作成しました。


しかしそんな努力とは裏腹に、写真の構図、キャッチコピー、商品説明など全ての工程において却下され続けました。

アルバイトとして給料を頂いているのになかなか成果が出ないことへの罪悪感と責任感、そして自分のセンスが認められないくやしさ・・・そんな様々な思いが、一日でも早く認められたいという気持ちに変わりました。

そこで私が実践したことは以下の事です。


言われた事は事細かにメモ
慣れない専門用語はほとんど忘れてしまいます。
HPにアップする時の写真のサイズはどのくらいなのか、HP上でバナーがきれいに見える色の配置方法は?など、教えてもらったことはメモすることをこころがけました。


解るまで、真似る
デザイン関係未経験で、さらに芸術的なセンスもない私はまず真似ることからはじめました。
ただ真似るだけでなく、できるだけその場で疑問を解消するように。
デザイナーさんが仕事をしている側で隙を見て、「どうしてこの書体なの?」「どうしてこの文字と文字の間はこの間隔なの?」と手短に聞くようにしました。


質問するだけでなく、自ら学ぶ
デザイナーさんも自分の仕事があるので私につきっきりというわけにはいきません。
画像編集の手法やHTML等、自分で調べられることはできるだけ自分で調べるようにしました。


常に「見る側」視線
どんなに素晴らしい商品でも、見る側に魅力が伝わらなければ売れるはずがありません。
HP上の限られたスペースで商品にかけた想い、製造秘話などをいかに上手く伝えられるか意識しました。


そんな当たり前のことをとにかく続けました。だんだん修正が入る個所も少なくなり、約4ヶ月後、ひとつも修正されずにHPアップの許可がおりるようになりました。

このデザイン事務所でのアルバイトは「試行錯誤して伝えて売る」ということを直に体験できたので、これまでやっていた飲食店のアルバイトより商品の流れが理解できた分ビジネス的な視点が少しわかるようになりました。
それとともに仕事は効率よく成果を出さないといけないという危機感も生まれました。

その道のプロに囲まれて仕事ができたこと、そこでたくさんの技術を吸収できたこと、失敗や成功体験ができたこと、物を売ることに対してビジネス的な見方が以前より分かるようになったこと。

学生のうちにすごく恵まれた環境で働かせてもらっていたなとデザイン会社のみなさんに感謝しています。

来年から社会人になるにあたって、このアルバイトで身に付いた仕事に対する責任感や焦る気持ち(良い意味で)、ダメ出しされて落ち込んでも這い上がる根性は忘れずにいたいです。

2011年8月9日火曜日

人に教えること

今回は青野が担当します。内容は「人に教えること」について。

先月末に大学院の修士論文中間発表があって、自分の所属する専攻内でポスター発表をしてきました。
ポスター発表というのは、A0版など大きな紙に自分の研究内容の要点をまとめ、部屋を回っている先生方にそれを見せながら内容の説明をしてディスカッションをする、というものです。

     (ポスター発表のイメージ。)

2時間で10人くらいの先生とディスカッションしました。発表の準備が面倒で中々疲れましたが、良かったなと思ったこともあったのでつらつら書こうかと思います。

ポスター、そしてアカデミックな場に限らない話ですが、ああいった場というのは自分の発表内容を分かりやすく伝えるほど価値が生まれます。しかし、発表を聞きに来る先生方の全てが自分の研究分野に精通しているわけではありません。今回の発表の場である自分の専攻は研究対象が非常に幅広いため、テーマに対してほぼ素人と言ってもよい先生も多かったです。そんな方たちにどうやって分かりやすく自分の研究内容を伝えるか。それを考えていく上で、気づき(というか再確認のような感じですが...)がありました。

説明を行うときに必ず留意しておかなければいけない点。当たり前なんですが、前提となる知識が相手と自分で大きく異なること、これに尽きる気がします。自分では当然だと思っていることが相手にとってはそうではない。そこを意識して説明のロジックを積み上げていくのが大変だし面倒でした。(ポスターやスライドはホントに便利ですね。もし口だけで説明するというものだったらさらに大変でした...)
しかし、終わった後に考えてみると、その試行錯誤が研究内容に対する自分の理解を大きく深めていることに気づきました。なんだ、準備面倒だったけど良いこともあったじゃん。

自分が詳しい物事を他の人に教えること。一見自分にとってのメリットは無いようにも見えますが、意外とそんなことはない。他の人に教えるのを意識することで、自分の中だけで理解を終わらせる時とは違った思考回路が働く。そしてそれがより深い理解に繋がる。
「人に教えること」は自分の中での理解をより深めてくれる行為である。そんなことを改めて気づかせてくれた中間発表でした。


話が逸れますが、発表を聞く側についても少し思うことがありました。
上の方で素人とか書きましたが、先生方からは分からないなりに鋭い質問がいくつか飛んできて焦らされました 笑 教授や准教授まで登りつめる人はやはり違います。今後の参考にできそうなディスカッションができたわけです。そういった意味で、発表を聞く側、つまり教えてもらう側もこちらに対してしっかりバリューを与えてくれていました。
社会人になったときを考えると、最初は先輩方に教えてもらうことが多くなると思います。そんなとき、今回の先生方のように、教えてくれる人に対して何か価値を生み出せたらいいなあとぼんやり思いました。どうすればそのようになれるのか、今のところ全く分かっていないんですが...笑

というわけで今回の記事は以上です。

2011年8月6日土曜日

上手くいく瞬間

こんにちは。今回は森山が担当します。


今僕はこの前のインターンで井端と共同で作っていたオークションシステムを研究の合間に作成しています。
井端と一緒に居たときは、あーでもないこーでもないといいながら共に開発をしていたので、わりとスムーズに進みました。
(勿論、詰まればヒントを皆さんから頂けるのでという事もあります。)


しかし、こっちに帰ってきていざ一人でやると詰まったときから中々脱出できません。
エラーがでると何故エラーが出ているのかを確認し、どう改善すれば良いのかをググりながら調べます。


しかし、そう思い通りのページがネット上に存在する訳でもなく、色々な所へ飛びながら少しづつ理解していくという事になります。(参考書も持っていますが、載っていない内容もありますので...)


何度も何度も試行錯誤しながら、やりますがそれでも上手くいかない時があります。
少し投げやりになったりするんですが(笑)、そんなときふと解決したりする瞬間があるのです。


個人的に、試行錯誤をし何度やっても上手く行かないとき少し冷静さ、柔軟さを失っているようです。
そして、一度頭を冷やしもう一回何がどうなのかを確認すると突破するというのがパターン化しているようです。


どう、この冷静さを取り戻すまでの時間を短くするか...今開発を行いながら考えています。


井端とインターンのときに良く言っていたのですが、
勿論大手のIT企業に就職していればきっと研修等で皆で丁寧に1からプログラミングを教えてもらい、研修を通してトレーニングしていくのだと思います。

ただ、プログラミング言語は変化していくのに、そういう変化に自分から対応していく能力はあまりつきません。

こうやって自分でつまずいた時、どうやって調べるか(ググり方、参考書の調べ方など)どう解決していくのかを学んでおく事で、新しい物への取り組み方や、突破するための勝ちパターンを学べているのだと思います。

(まだまだですが、インターンに行ったばかりの時より、自分で解決する能力はついていると実感できます。)

本当こういう学び方が自分にあっていると思いますし、何より試行錯誤の末に上手く行ったときの快感は凄いです!(笑)
早く皆さんに披露できるよう1日でも早く形にしたいと思います!!!!

2011年8月3日水曜日

就職活動時に考えていたこと

こんばんは。今回は大城が担当します。

昨日、ゼミの後輩と就職活動について語る場に招待されました。
これから就活を始める3年生18名に自分の考えや経験を語り、後輩の疑問に答えるというイベントです。

後輩と話しているうちに改めて自分がどういう意思で沖縄を離れ東京で働くことを選んだのか、どういう風に働いて行きたいのか思い返すことができました。

私は沖縄にいて社員のみなさんとなかなかコミュニケーションがとれないので、この機会に私の考えていることや後輩に質問されたことを書いてみようと思います。
(面接の時にお会いした社員の方には話した内容です。)


どうして東京で働きたいのか
3年の冬、広告の大手企業でインターンシップに参加する機会があり、そこで全国の学生に刺激を受けたことが大きなきっかけです。
高い倍率を勝ち抜き自信満々で参加したのですが、周りの学生の知識の多さ、議論の質の高さ、プレゼンの上手さ、全てに対してついていけませんでした・・・・。
自分の実力のなさに情けなくなったと同時に「同世代の学生ができて自分にできないなんてくやしい。私にだってできるはず!」と思うように。
そして様々な人が集まる東京に出ていろんな経験をして成長したいと思い東京行きを決意しました。


どういう軸で選考を受ける企業を絞ったのか
私は上記で書いたように「様々な経験をして成長したい」と思っていたので、ひとりの裁量が大きい仕事をしたいと考え、中小企業、ベンチャーを多く受けていました。
その際、可能性を狭めたくなかったので固定観念はなくし、様々な業界に目を向けました。
もちろん大企業でも様々な経験ができそうな企業は選考に進むようにしました。
また、周りと切磋琢磨し常に高い意識で働きたいと思っていたので、できる限り社員の方とお話をして会社の雰囲気を知るようにもしました。


I&Gパートナーズに入社を決めた理由
いろいろあるのですが、一番は価値観が合うと感じたからです。
説明会で社長のお話を聞いた時、私がこれまで面接で言ってきたワード(こういうビジネスがしたい、こういう働き方をしたい等)が社長の口から次々出てきて、「こんなに合致する会社ってあるんだ!」とテンションが上がったのを覚えています。
説明会から次の面接があるまでの3日間、「絶対この会社で働きたい」と思い、ドキドキワクワクしてほとんど寝れなかったくらいです。
もちろん社長以外の社員の方と話しをしても「あれ?自分の価値観と違うぞ」と思うことがありませんでした。

後輩には、「幸運にも複数の企業から内定をもらった時は給与や地位、安定も大切な判断軸。でも、起きている時間のほとんどを費やす仕事を楽しみたい、やりがいを感じたいと思うなら社風や社員と価値観が合うかということも重要だと思う。」と熱く語ってみました。


他にも多くの事を聞かれ、語りました。
同じゼミの後輩でも「安定が大切」「沖縄で給料の良いところで働きたい」という学生もいるし、私の様に「県外に出て挑戦したい、成長したい」という学生もいました。

いろんな価値観があるのが当たり前で、どの価値観が正しくて他はダメ。ということはないと思います。

彼らには自分がどういう価値観を持って、どういう生き方をしたいということを常に考えて就職活動をしてほしいです。そうすれば自分とマッチングする企業に出会えるはずです。

その為に早くから行動し、固定観念をなくして様々な業界、職種を知るようにしてほしいと思います。


この交流会で「もっと話を聞きたい!刺激を受けた」と言ってくれる後輩もいました。
私の行動が誰かに刺激を与えられたことで、自分のこれまでの行動により自信を持つことができました。

10月から多くの企業の13年卒採用が始まります。
それにむけて、後輩の就活をサポートできれば、と思っています。

2011年8月1日月曜日

Has never been ready for change

今回は、井端が記事を担当します。
僕は現在留学中で、今は現地時間の3amで、明日の予習が終わったところです。
日程はハードで、非常に濃密な時間を経験しています。


今回は、「準備」に対する考え方について考えさせられたので、それについて書こうと思います。

私は今アメリカのワシントンD.C.に留学しているのですが、
「アメリカ」と聞くと、「変化への対応が早い国」というイメージを私は持っていました。

これは政治に限ったことではなく、経済活動に関しても同様です。
アメリカの企業が多くの分野で高い市場占有率を獲得していることからくるイメージかもしれません。

このようなイメージから、私は「未来を予想できる不思議な能力を持った人が多い国」という、
よく考えてみれば阿呆らしい妄想をしていました。


しかし、現地での授業を通して、少なくとも政治の分野ではこのイメージは間違っていたことに気づきました。
授業の中で教授が使ったあるフレーズを鮮明に覚えています。


"The United States has never been ready for change."



「今までのアメリカ政治の歴史の中で、アメリカが変化に円滑に対応出来たことは一度もない」という文脈でのフレーズでした。
事実、アメリカは非常に困難な政治過程を経て現在に至っている国です。

これは私にとっては非常にeye-openingなフレーズでした。
現時点では多くの分野で覇権を握っているアメリカでさえ、壁に直面しながら成長したのかとしみじみと感じました。


また、このフレーズ以外でも、現地の教授がよく仰るのは、
「準備は大事だが、それ以上にその場で柔軟に対応することの方が大事だ」
ということです。
「準備に時間を費やすあまり、本当にそれが必要なタイミングを逃してしまっては意味がない」ということ仰っているのだと解釈しています。
これは、分野にかかわらず重要視すべきことだと思っています。
堀江さんも「走りながら考えろ」ということをよく仰っていますが、それと重なります。


このアドバイスを自分なりに落とし込もうと思い、
今は、なるべく授業での発言や、友人に話しかける際になるべく事前に頭の中で文章を作らないようにしています。
英語で話す場合に、私は話す前に頭の中で文章を考えてしまう癖があるのですが、これをしないようにしています。
「準備」というフェーズをあえてスキップすることで、反応を磨けると思うからです。


この教訓の落とし込み方は様々だと思いますが、日頃から意識したいと思いました。

We'll never be ready for change.

変化は突然やってくるもの。
何が必要なのかを見極めて、すぐに実行に移すことを心掛けたいです。


【井端の試行錯誤】
「本は原著にこだわる」
私は、本を読む際に、それが元々英語で書かれたものならば、
出来るだけ原著を読むようにしています。
日本語で読んだ方が二倍くらい早いです。

しかし、一旦原著で読むと、そこから得られるものは、
翻訳版で読むものと全く違うことに気づきます。
本の内容以外に、英語表現を非常に多く学べます。

時間はかかりますが、こういう小さな投資を怠らないようにしたいです。